工事現場
工事現場
涪江、安昌河、芙蓉溪の3つの川が合流する中国西部の科学の町、四川省綿陽に中国航空工業集団の航空エンジン試験基地が建設されている。
山の東の低地にできる試験エリアには工場が立ち並び、パイプが縦横に走り、大型設備が設置。山の西の川辺にできる科学研究オフィスエリアには高層ビルがその高さを競う。住宅地は山と川の近くで風光明媚――。これは2020年に完成予定の綿陽基地の予想図で、中航工業ターボ研究院の更なる発展に向けたビジョンだ。
中航工業航空エンジン試験基地は起伏のある丘、いばらの土地が広がる、やや辺鄙な場所に位置する。2010年冬、同院はチームを発足、当地の村委員会の小さな建物で、近代的な航空シティ、世界一流の航空エンジン試験基地建設への道を歩み始めた。
綿陽基地の建設は、四川大地震後最大の国防科技工業再建プロジェクトで、重い責任を背負っている。これまでにない困難と課題を、努力を通じて次々と克服してきた。
基地は完成後、世界一流の航空エンジン試験基地を目指し、中国最大の航空エンジン試験基地として技術サポートを担う。基地の創業者であり将来の使用者である中航工業ターボ研究院の核心業務、核心能力も更なる飛躍を遂げることになるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月12日