米紙ワシントン・ポストは、米海軍が特殊部隊シールズなどが洋上で急襲作戦を展開する際の母艦を急造していると報じた。初夏までに中東地域に派遣し、イランが封鎖を言明しているホルムズ海峡を通過してペルシャ湾に進入する可能性があるという。
母艦は特殊部隊の小型高速艇やヘリコプターの拠点として、急襲作戦で重要な役割を果たす。機動性が高いため、ソマリア沖海賊の取り締りにも適している。
米国防総省の文書や海軍幹部によると、母艦は中東地域を管轄する中央海軍の要請で建造され、退役間近の軍艦を改造する。改装作業は「異例の速さ」で進められているという。
装備調達契約の文書は、母艦は「対機雷作戦」に使用するとしている。イランがホルムズ海峡の封鎖に機雷を使用すると見ているようだ。
「人民網日本語版」2012年1月30日