CCTVの番組『環球視線』
資料写真:尹卓氏
日本政府は1月29日、釣魚島(日本名・尖閣諸島)周辺の島嶼の名称を内定したと発表、年内に正式名称を決定する計画だ。今年1月31日に放送されたCCTVの番組に出演した軍事評論家の尹卓氏は、挑発的行為だと指摘し、釣魚島問題で中国は日本に対抗するため漁政船を派遣して島をパトロールし、関係者の上陸に便利を提供し、日本の挑戦に対応するべきだと主張した。尹卓氏の話の内容は次の通り。
簡単に言うと、相手の方法を使ってその相手に対処する。戦略上中国は先に手出しをしていないのに、日本が挑発してきた。中国の漁政船は釣魚島でパトロールする必要があればパトロールするべきだし、中国の漁船がそこで魚を捕ろうと関係ない。漁政船は以前は200海里に入らなかった。それはわれわれが中間線を気にしていたからだ。今では中間線を越えて24海里、さらには12海里の領海に入っている。これは当然のことだ。これは我々の領海だからだ。釣魚島は我々のものだ。この行動は堅持するべきだ。
日本人の行動が島へ上陸するなどさらにエスカレートすれば、我々も同じような行動を取ることができる。中国にも上陸を望む関係者が多くいるが、彼らに便利を提供することもできる。政府がしないなら、民間でできる。どちらの力が大きいか比べようじゃないか。日本人がそうした戦略的チャンスをくれるなら、我々もそれについてやればいい。
宣伝上、釣魚島のあらゆる歴史の証拠を再び面倒がらずに公開し、小中学の教科書にも釣魚島がいつ日本に占領されたのか、本来どんな状況だったのかなど釣魚島問題を取り上げるべきだ。また、中国の指導者が国連などの国際舞台を活用して中国の原則と立場を表明することもできる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月2日