米国国防総省がペンタゴンの前に式典を行い、習副主席の訪米を歓迎する(14日)
相互信頼の増進には、双方の共通利益を固め、拡大する必要がある。アジア太平洋地域は中米の利益が最も集中する地域で、広い太平洋は中米が協力できる空間を幅広く提供している。中米両軍はテロ対策、拡散防止、海賊対策、人道主義救援など従来にはなかった安全保障分野における共通利益が増加しており、地域の平和と安定を守り、国際問題をうまく処理する上でも数多く利益の交じり合う点がある。平和的発展は時代のテーマだという大きな背景の下、中米両国は共通利益を拡大するべきで、軍事安全保障に関する議事日程を人為的に突出し、互いの信頼に傷を付けるべきではない。
相互信頼の増進には、互いの核心利益と重大な関心事を尊重・配慮する必要がある。国の根本利益を守ることは、どの国の軍にもあるべき責任である。相手の核心利益や重大な関心事に関わる問題において互いに尊重してはじめて、両軍関係の発展は動力と活力が生まれる。
相互信頼の増進には、対立する、敏感な問題を双方がうまく処理する必要がある。中米両国はどちらも偉大な国で、中米両軍はいずれも世界と地域の平和を守るという重要な責任を担っている。対立を減らし、摩擦を解消し、リスクをコントロールしてこそ、中米両軍は世界の平和と発展に貢献できる。中国側は米国と向き合って進み、誠意と具体的な行動で両軍の交流・協力に存在する障碍や困難を減少・解消し、両軍関係の安定した発展を押し進めることができると期待している。(作者:国防部外事弁公室 銭利華主任)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月16日