積極的かつ着実に都市化を推し進める。都市発展の法則にしたがい、各地の実状に立脚して、大中小都市と農村部にある鎮のバランスの取れた発展を促進しなければならない。資源、環境および人口の負荷受容能力に応じて、全国の生産力の配置を適正化させ、合理的な都市体系と、国土の規模や資源の分布、発展の潜在力にふさわしい人口の配置を進めなければならない。
また、それぞれの都市はいずれも経済基盤を打ち固め、雇用機会を創出し、インフラ施設を整備し、居住環境を改善するとともに、管理とサービスを強化し、都市化の質と水準を引き上げなければならない。都市部に定着して就業・生活している農民工を秩序正しく都市部住民にすることや、中小都市への移籍要件を緩和し、人口の移動を合理的に誘導して、より多くの農村の余剰労働力が地元周辺で非農業部門への就業転換を果たすことをいっそう重視する。
農民工に対して、人道的配慮とサービスをより多く提供し、就業支援サービスや社会保障、子供の入園・就学、住宅の貸借・購入など現実的な問題の解決に重点を置くほか、段取りを追って都市部の基本的公共サービスを農民工も受けられるようにする。そして、故郷に残された農民工の子供・妻・両親に十分な配慮を払うべきである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月5日