第3回中米アジア太平洋協議が12日、米メリーランド州アナポリスで開かれた。崔天凱中国外務次官とキャンベル米国務次官補が共同議長を務め、中国側は張業遂駐米大使、米側は国家安全保障会議、副大統領事務室、国防総省などの高官が出席した。
双方は習近平副主席の訪米成功を高く評価。中米協力パートナーシップの構築という両国元首の共通認識と習副主席訪米の成果を引き続き真剣に実行し、今後のハイレベル交流・協議について取り決め、協力を積極的に拡大し、溝を適切に処理し、中米関係の健全で安定した前向きな発展を促していく考えを表明した。
双方はアジア太平洋情勢、アジア太平洋における中米関係、地域の重大問題について意見交換。アジア太平洋問題における中米の協議、調整、協力の強化は両国および両国民の共通利益に合致するのみならず、アジア太平洋地域の平和、安定、繁栄にも寄与するとの認識で一致。アジア太平洋で双方が良好な相互作用を果たすことの重要性を認め、中米戦略経済対話、中米アジア太平洋協議などの枠組みその他適当な方式を通じて、アジア太平洋情勢の発展、地域の重大な突発的事態、および各自のアジア太平洋政策について緊密な意思疎通や協調を行い、適時情報交換することで合意した。また、アジア太平洋地域の長期的な平和と繁栄のために積極的に貢献する意向を表明。次回協議を今年後半に中国で開催することで合意した。
「人民網日本語版」2012年3月15日