イラク戦争が終わった後、米軍の「戦争遺留品特別処理隊」はやや厄介な問題にぶち当たった。
戦争中に使った各種の軍用車両がクウェートの砂漠に置かれ、その面積はサッカーコート100個分の規模を上回っている。「戦争遺留品特別処理隊」の任務は、この巨大な車両置き場から特定の車両を見つけ出し、その序列番号をリストにし、車両の国内への輸送を委託することだ。米軍はイラク戦争に大量の軍用車両を投入したため、この処理作業はとりわけ繁雑となっている。
現在、クウェートにある4カ所の米軍基地にはハンヴィー、トラック、トレーラー、クレーン、ブルドーザー、戦車、兵員輸送車など1万5000台の車両が置かれており、そのうち約6000台を米国に輸送する必要があるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月31日