パネッタ米国防長官は4日、訪米中のシンガポールのウン・エンヘン国防相と会談し、沿海域戦闘艦4隻のシンガポールへの配備について話し合った。
共同声明によると両氏は、地域の安定と安全のため、アジア太平洋における米国の強固なプレゼンスが必要との認識で一致。2005年の戦略枠組み合意以降、軍事協力の深化において重大な進展があったことに注目。沿海域戦闘艦4隻をシンガポールに配備するとの米国の提案について話し合った。これらの戦闘艦はローテーション配備であり、シンガポールの軍事基地に常駐することはない。戦闘艦の配備について声明はアジア太平洋地域に対する米国のコミットメントを明らかにするものであり、米国と地域のパートナーとの訓練、接触能力が強化されるとしている。
双方は二国間軍事演習の難度を高め、都市型戦闘の合同演習を強化することでも合意。引き続き戦略枠組み合意の下で新たな行動イニシアティブについて検討し、アジア太平洋地域における米国の活動への支持を強化するとしている。
「人民網日本語版」2012年4月6日