中国で初の個人情報に関する犯罪の一斉取締り 1700人超を逮捕

中国で初の個人情報に関する犯罪の一斉取締り 1700人超を逮捕。

タグ: 個人情報 犯罪 取り締まり

発信時間: 2012-04-25 14:55:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国公安部によると、公安部はこのほど、北京、河北、山西などの20の省区市の公安機関に公民の個人情報に関する犯罪行為を厳しく取り締まる一斉行動を指示した。取り締まりは大きな成果を上げ、各地の公安機関は現在までに計1700人超の容疑者を逮捕した。

公安部は2011年10月、広東や北京などの公安機関による調査を通して、個人情報に関する犯罪行為に見られる4つの特徴を把握した。

1. 犯罪のネットワークと利益のつながりができている。一部の犯罪者の間に、情報を握る内部関係者から公然と情報を買い、インターネットを通じて売買するという公民の個人情報の取引ネットワークが形成されている。中には、銀行、民間航空、通信など公民の生活の各方面に関する40項目、1億件以上の情報を握る犯罪者もいる。

2. 内外結託。情報の多くが公民の個人情報を握る機関や部門から提供されたもので、利益のために大量の個人情報を違法販売する「スパイ」がいる。

3. 各種の下流の犯罪と入り混じり、大きな危険がある。一部の犯罪組織は違法の調査会社と協力し、不正に得た公民の個人情報を利用して通信詐欺、恐喝、取立てなどの犯罪行為を行っている。

4. 犯罪行為の秘匿性が高い。犯罪者は主にインターネットで架空の身分を使って情報を転売する。取り締まりから逃れるために身分をしょっちゅう変え、取引成立後に直ちに証拠を隠滅する。

公安部の関係責任者によると、公安部は公民の個人情報に関する犯罪行為の取り締まりを高く重視しており、このほど行った一斉行動は公安部の直接指示による最初の手段で、今後も徹底的な取り締まり、公民の個人情報の安全と人民の合法的権益の保護を行っていく方針。また、公安機関は関係機関の徹底整備に積極的に協力し、監督管理の隙を埋め、内部管理を改善し、公民の個人情報の安全を守る適切かつ有効な対策を講じていくという。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月25日

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