アジアで過密な軍事演習 中国は柔軟に対応を
アジアで過密な軍事演習 中国は柔軟に対応を。 アジア太平洋地域では合同軍事演習が相次ぎ行われているが、その多くは米国主導か、米国参加によるものだ。米国が中国周辺地域に介入することで一部で情勢が緊張し、中国の国家利益と周辺地域の安全情勢が脅かされている。中国は柔軟に対応すべきだと専門家は指摘する…
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発信時間： 2012-04-27 15:59:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
近年、アジアは世界でも軍事演習の回数が最も多く、大規模な演習が最も多い地域となっている。アジア太平洋地域では合同軍事演習が相次ぎ行われているが、その多くは米国主導か、米国参加によるものだ。米国が中国周辺地域に介入することで一部で情勢が緊張し、中国の国家利益と周辺地域の安全情勢が脅かされている。中国は柔軟に対応すべきだと専門家は指摘する。
◇中比の対峙に合わせ米比が軍事演習 比、米軍の力借りて中国に圧力
米国とフィリピンは今月16日から27日にかけて、パラワン島とルソン島中部で合同軍事演習「バリカタン」を実施。 昨年を大幅に上回る米軍とフィリピン軍の兵士約7000人（米軍兵士4500人）が参加し、各種活動は60以上に上る。
「多国参加」の雰囲気をつくろうと、両国は今年初めて大地震を想定した指揮所（図上）演習に日本、韓国、オーストラリアの観察員を招待した。これは、これまでテロ対策を目的としていた両国の軍事演習が中国を念頭に置いた多国間協力の枠組みに変化していることを示唆している。
今回の軍事演習は中国とフィリピンは黄岩島で対峙を続ける中で行われ、各国メディアの注目を集めた。外交学院の蘇浩教授は、「フィリピンが中国に対抗してきたのは、米国との軍事演習が無関係ではない」と指摘。「フィリピンが譲歩しないのは、対峙状態を軍事演習まで引き延ばし、この2つを関連付けるため。米軍の存在を印象づけ、中国に圧力をかける狙いがある」と話す。
◇頻繁な軍事演習 地域の安全情勢を複雑に
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