梁光烈国務委員兼国防部長はパネッタ米国防長官の招待を受け、今日から10日までの日程で米国を公式訪問する。
梁氏が国防部長に就任後初の訪米で、中国の国防部長としては9年ぶり。梁国防部長は04年、人民解放軍総参謀長として米国を訪問したことがある。
専門家は今回の訪問の重要性を高く評価するとともに、中米の軍事交流が回復期にあると指摘。中米軍事交流がいい状態を続けるには、まず米国が台湾への武器売却を停止する必要があると話す。
◇中米軍事交流は回復期に
梁国防部長は訪米中、政府や軍の要人と会見、パネッタ国防長官とも会談し、共同記者会見を開く。そして、米南方軍、陸軍基地フォート・ベニング、サンディエゴ海軍基地、空軍第4戦闘航空団、海兵隊第2特殊部隊、陸軍士官学校を訪問する。
「胡錦涛主席が昨年初めに訪米後、中米の軍事交流には障碍があったものの、今では明らかに回復し、著しい発展が伺える」と中国人民大学国際関係学院米国研究センターの時殷弘主任は中国新聞社の取材で話した。
梁国防部長の訪米日程に組まれているいくつかの訪問先はいずれも米軍の中で重要な位置を占める。時主任は、「これは昨年ゲーツ前国防長官の訪中時の日程と関係する」とし、「双方のオープンな交流、互恵ウィンウィンは対等な交流日程を意味する」と語る。