インドの軍事関連サイトは5日、中国とインドが領有権を争う地域でインドが石油や天然ガスを採掘するにより生じている情勢の緊張緩和に向け、インド海軍の艦船4隻が南中国海を航行する報じた。インドの情報筋によると、艦船4隻は中国・上海に向けてインドの港湾都市ヴィシャカパトナムを出航。途中、フィリピン、マレーシア、シンガポールなど友好国を訪問する。
情報筋によると、インドの軍艦が上海に寄港する一方で、中国海軍の「鄭和」艦も今月9日にインド西南部の港コーチに寄港する。インド海軍によると、艦隊はラージプート級駆逐艦、シヴァリク級フリゲート艦、コラ級コルベット、補給艦からなり、上海に寄港後、日本に向かう。
中国はインドの南中国海への介入の意図に不満を抱きつつも、両国は同地域での衝突を回避しようと努めており、数週間前、アデン湾における海賊対策への協力を強化することで合意した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月7日