防弾チョッキに防刃手袋…医療機関における不法行為の抑止力強化を目的に、北京市の50の医療機関で各階に少なくとも1人以上の警備員を置くことになった。北京市医院管理局によれば、公安と衛生部門が連携して病院内の防犯を強化することになり、初期計画で北京市内50の二、三級病院に警備室を設けることになった。
衛生部と公安部の共同発表では、「医療機関クレーム」などの行為に対して治安上の処罰を行うとなっていたが、衛生部は最近、改めて緊急通達を出し、二級以上の病院などの重点医療機関には警察から警備室に人員を派遣することになった。
北京市医院管理局基礎運行所(インフラ運営担当)の禹震所長は、院内暴力をなんとしても小さな芽のうちに摘み取るために、警備室を配置する以外にも、病院側や関係機関が早期に院内のいざこざに介入できるようにする必要がある。また、医療関係者は患者とのコミュニケーションを心がけ、相互理解、信頼を得られる体制を構築しなければならないと語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月7日