中国初の海洋観測予報活動管理に関する法律規範「海洋観測予報管理条例」が来月1日から施行される。国家海洋局は20日、黄岩島を含む島嶼及び海域の海洋環境予報を展開すると発表した。「全国新聞聯播」が伝えた。
中国は海洋大国で、海岸線が1.8万キロメートル以上、面積500平方メートル以上の島嶼が7000近く、中国が管轄を主張する海域面積は約300平方キロメートルにおよぶ。
国家海洋局海洋予報減災司の王鋒司長によれば、中国はすでに漁船を対象にした海洋安全保障システムを構築、次は漁港を対象にした海洋安全保障システムの構築を進めるという。さらに、国内53の漁場を対象にした潰瘍予報を展開、当然この中には黄岩島も含まれる。釣魚島(日本名・尖閣諸島)、東沙諸島、西沙諸島、南沙諸島などに関する予報も順次展開していく方針だ。
海洋観測ネットワークの構築にともない、データ伝送ネットワークやデータ伝送システムが効果的に向上し、海洋環境予報を行うのに技術面での障碍がなくなった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月21日