外交部の定例記者会見で30日、劉為民報道官が質問に答えた。
----先日カンボジアで行われた中国・フィリピン国防相会談はどのようなものだったか。フィリピン国防相は黄岩島(スカボロー礁)事件での両国間の緊張の緩和で合意したとしているが、これは事実か。
中国の梁光烈国防部長(国防相)はASEAN各国の国防相との会議の期間にフィリピンのガズミン国防相と会談した。関連情報は国防部がすでに発表した。梁国防相は黄岩島問題における中国側の立場を十分明らかに表明した。
黄岩島は中国固有の領土であり、係争は昔から存在しない。領土主権を守るという中国の立場は確固不動たるものだ。中国はフィリピン側に、中国の領土主権を的確に尊重し、黄岩島海域の船舶を速やかに撤退するよう要求する。中国はまた、双方間の外交的協議を通じた事態の解決を堅持する。フィリピン側が中国側と向き合って前進することを希望する。現在、中比双方は正常な意思疎通と対話を維持している。
「人民網日本語版」2012年5月31日