資料写真:米衛星画像大手デジタルグローブ社(DigitalGlobe)が公開した中国空母の衛星写真
6月7日午前9時50分、大連造船場の埠頭に爆竹の音が響いた。停泊していた中国初の空母「ワリャーグ」が6日間の調整を経て、8回目の試験航行に再び出発したのだ。今回の試験航行は前回から1週間も経たないうちに開始、13日間に及ぶという。
空母ワリャーグがこのように頻繁に試験航行を行うのは、正式配備に向けた最終準備を整えているのではとマスコミは分析。また、試験航行の間隔が短いことにより、試験航行が順調に進んでいることがわかる。ワリャーグは今年8月1日の建軍記念日に正式に海軍に配備され、10月1日の国慶節前後に進水式を行う可能性があると軍事マニアは予測している。
これに対して、国防部の楊宇軍報道官は先月31日の記者会見で、空母ワリャーグは昨年8月以来、試験航行を数回に行い、今後も計画通りに一連の科学研究テストをする予定であり、これは慣例であり、且つ必要なことであると主張した。
空母ワリャーグのこれまでの試験航行。