温家宝総理は12日、キッシンジャー元米国務長官と中南海の紫光閣で会談した。
温総理は「グローバル化と科学技術の進歩は世界に新たなチャンスをもたらしたが、各種の不安定、不確定要素も著しく増えている。いかにして国際金融危機およびグローバルな問題など厳しい試練に適切に対処し、世界の平和を守り、持続可能な発展を促進するかは、中米関係にとって重大な試練だ。双方は政治、戦略面の意思疎通を強化し、妨害を排除し、相互信頼を深化し、協力を拡大すべきだ。これは中米両国および国際社会の共通利益に合致する」と述べた。
キッシンジャー氏は「両国および世界にとって良好な米中関係は非常に重要だ。双方は現実の問題の解決を重視すると同時に、戦略的・長期的視点に立ち、より広範で踏み込んだ協力を展開すべきだ。これが大勢だ」と指摘。中国の発展の巨大な成果を祝福するとともに、中国は必ず壮大な目標を実現し、さらに素晴らしい未来を迎えるとの見方を示した。
「人民網日本語版」2012年6月13日