ドイツのシュミット元首相は中国の台頭について「悠久の歴史を持つ1つの民族がにわかにこのように巨大な生命力をほとばしらせている。さらに新たな発展段階に到達すると信じるのが当然だ」と感慨をもらした。中国共産党の機関紙、人民日報が伝えた。
国際社会の視点では有人宇宙船「神舟9号」のドッキング成功と有人潜水艇「蛟竜号」の深海潜水成功は中国が「さらに新たな発展段階」に入ったことの重要な象徴とされつつある。過去数日間を「中国にとって歴史的な一週間」と呼ぶ西側メディアすらある。
ハイテク分野での重大なブレークスルーに、宇宙や海洋の覇権を唱える中国の野心を心配げに見る人もいるが、より多くの人が見ているのは中国人の愛国主義的誇りだ。
中国は正常な国であり、他の大国と同様、自らの科学技術発展計画と雄壮な志を持っている。中国の発展や強大化をどうしても様々な野心と結びつけなければならないというのなら、到来が運命付けられている中国の「さらに新たな発展段階」に一部の人がさらに焦燥感を募らせるのは確実だ。宇宙、深海探査分野で米国の歩んだ道程を見れば、中国は明らかに後発者であり、まだとても長い道を歩まねばならない。覇権を唱える野心の重要な目安は発展上のブレークスルーではなく、「世界の警察を演じる」企てと行為だ。
愛国主義的誇りは素朴かつ壮大な感情の自然な発露であると同時に、深い思考でもある。中国が今日の段階にまで到達できたのはなぜか?中国の持続可能な成長を支えているものは何か?この2つの問題に対して中国人は微に入り細をうがつ体験、そしてそれ以上に揺るがぬ基本的判断を持っている。
1つの国の発展は歴史、文化、伝統の支え、刻苦奮闘する断固たる意志、その国の国情に沿った発展の道から切り離せない。深い思考がわれわれの信念を揺るぎないものにし、1つ1つの「さらに新たな発展段階」の道をより着実に、より速く歩ませるのだ。
「人民網日本語版」2012年6月26日