中国の胡錦涛国家主席は18日、「中国・アフリカ協力フォーラム」第5回閣僚級会議の開幕式に出席するため中国を訪問中の国連の潘基文事務総長と北京の人民大会堂で会談した。中国国営・新華社通信のウェブサイト「新華網」が伝えた。
胡氏は潘氏の訪中に歓迎の意を表し、「中国国民の古い友人である潘氏とは、国連事務総長の就任以来、共に関心を寄せる重大な国際的・地域的問題をめぐり何度も踏み込んだ意見交換を行い、多くの合意に達した」と振り返った。
さらに潘氏の今回の訪中について、「対中協力の強化を重要視する姿勢や中国とアフリカの戦略パートナーシップを支援する考えが見て取れる」とたたえた。
これに対し、潘氏は2期目のスタートに訪中できて光栄と語り、中国政府のこれまでの支持に感謝を述べた。今回の閣僚級会議については、「南南協力の推進における中国のリーダーシップが現れている」と重要性を指摘した。
潘氏は17日に北京入りし、公式訪問を始めた。「中国・アフリカ協力フォーラム」第5回閣僚級会議の開幕式は19日に行われる。
「人民網日本語版」2012年7月18日