7月23日、山口県の米軍岩国基地に停まる米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ
米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ12機が23日、反対意見が飛び交う中で日本に到着した。日米両国の官僚とメディアは、オスプレイ配備は釣魚島を共同で防衛するためでもあると示している。オスプレイは米軍の最も先進的な輸送機とされているが、今年起こした2回の墜落事故により、日本の国民は不安を感じている。
英BBCは、日本の森本敏防衛相が22日に「オスプレイ導入で(日米が)日本の南西方面を含む抑止力を高めることが重要だ」と発言したことを伝えた。BBCは、日本の南西方面は東中国海の釣魚島と台湾海峡を指し、近年の日本の『防衛計画の大綱』と自衛隊の演習は南西の防衛の重要性を強調していると分析。テレビ朝日は22日、専門家や防衛相などを招いて討論を行った。同局が作成した図を見ると、オスプレイの行動半径は沖縄を中心に、釣魚島だけでなく、上海など中国の一部都市にも及んでいる。
日本新聞網の10日の報道によると、メア前米国務省日本部長はフジテレビのインタビューに対し、「オスプレイは米軍普天間飛行場から釣魚島までわずか1時間で行くことができ、その上、搭乗する作戦部隊と戦車の数も既存のヘリコプターより多い」と述べた。また、オスプレイ配備の最大の目的は日本の釣魚島「防衛」に協力することだと話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月24日