中国は3−5隻の空母が必要
中国の地政学的戦略は現在、伝統的な「陸上大国」から「陸海大国」への調整の段階に入っている。そのため国家海洋戦略を策定し、国民の海洋意識を高め、領海保護に向けた政治・経済・外交・軍事的取り組みを推進し、海洋経済を発展させ、海洋の安全を強化する必要がある。
強力かつ先進的な海軍を建設することは、国家の地政学的戦略の調整において、一つのカギとなる。このうち、総合的な作戦能力を持つ先進的な空母艦隊の早期建設が重要だ。領海の防衛、遠洋軍事力の強化には、空母艦隊が必要不可欠となる。中国は広大な領海を持ち、大国として大きな責任を担っているため、3−5隻の空母がなければ話にならない。この目標を実現するためには、一層の努力が必要である。(筆者:前駐ロシア武官・王海運少将)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月2日