日本時間15日午後、海上保安庁の2隻の巡視船は、釣魚島(日本名:尖閣諸島魚釣島)の西15キロの海域で釣魚島抗議船を挟み込み、航路を変えさせようとした。
15日午後16時30分ごろ、香港の活動家が釣魚島に上陸した。上陸した7名のうち、5名が沖縄県警に「不法入国」の疑いで逮捕された。
両岸三地(中国大陸・台湾地区・香港地区)の抗議船はこれまで釣魚島の上陸を何度も計画してきたが、いずれも日本側に阻止されてきた。海上保安庁の巡視船がその気になれば、活動家の上陸を阻めたはずだが、今回わざとその隙を与えた目的は何か。
日本新華僑報の蒋豊編集長は、日本側が譲歩した裏には大きな陰謀が隠されていると話す。報道によると、香港の活動家は島内で海上保安庁に逮捕されたが、これは海上保安庁が先に上陸を果たしていたことを意味し、日本の釣魚島に対する実効支配をアピールすることになった。また海上保安庁は、故意に弱みを見せる形で国民に情報を伝えている。これにより、日本国内では今後、自衛隊による釣魚島の防衛、もしくは自衛隊の釣魚島駐留を求める声が高まるだろう。