ペルーのリマ商会経済・企業発展研究所のセサール所長は「アジア太平洋地域の経済体は世界経済でますます重要な役割を演じるようになっており、APECの重要性は言うまでもない。中国はAPECで重要な役割を果たしている。中国はAPECでより重要なリーダーシップを発揮するとともに、APECの目標達成を促す的確な措置をさらに講じるべきだ」と述べた。
タイの著名な研究機関・カシコン研究センターの副センター長は「中国経済の成長は東アジア地域経済の全体的成長の基礎を固めた。ASEAN諸国は中国との自由貿易協定とより緊密な経済関係を通じて、中国経済の成長から実益を得た。中国は世界の経済成長を牽引する重要なエンジンとして、その一挙一動が世界から注目されている。中国経済はタイの経済と貿易に対して決定的な影響力を持っている」「中国の第12次五カ年計画は、今後中国が国際市場に一段と融け込むことをはっきりと示している。これは中国とタイおよびASEAN地域との経済貿易・投資協力に影響をもたらす」と述べた。
カシコン銀行の副社長は「中国企業の海外投資は現地の雇用を増やし、中国の技術と現地の労働力や自然資源を結びつけ、双方に価値を創造し、現地製品の海外市場進出に便宜を提供した。タイや他のASEAN諸国は中国の対外投資から利益を得ることができる」と述べた。
ベトナムの貿易大学の学者、阮玉福氏は「中国は比較的速い経済成長を長年維持しており、現在世界で最も経済成長の速い国の1つだ。中国の発展の成果に世界が注目している。中国はベトナムにとって最も重要な貿易パートナーの1つであり、中国の繁栄と発展は世界経済の回復にプラスだ」と述べた。
オーストラリアのホイットラム元首相、ホーク元首相、キーティング元首相は、オーストラリアは中国との関係を重視し、台頭する中国との協力に尽力すべきだと指摘した。キーティング氏は「オーストラリアは自らの国益を守る際に、より独立した姿勢をとるべきだ」と指摘し、過去10年間の保守党、労働党政権の米国追随の外交政策を非難。「中国が理に適った抱負を抱く真の大国であることを認識しなければならない」と指摘した。
「人民網日本語版」2012年9月5日