四川省成都市人民検察院はこのほど、王立軍元重慶市副市長兼公安局長を自己の利益のために法を曲げた罪、国家に反逆して逃亡を図った罪、職権乱用罪、収賄罪で成都市中級人民法院(地裁)に起訴した。新華社が伝えた。
検察機関は取り調べ・起訴段階で王被告に弁護人選任権を伝え、被告人を尋問し、弁護人の意見を聴取し、全ての捜査資料を審査した。
起訴状は「被告人王立軍は重慶市副市長・公安局長として、薄谷開来にニール・ヘイウッド氏殺害という重大な容疑があることを明らかに知りながら、職責に背き、自己の利益のために法を曲げ、薄谷開来が刑事責任を追及されないようにした。これは自己の利益のために法を曲げた罪を構成する。公務在任中に勝手に職位を離れ、国家に反逆して在成都米国総領事館に逃亡を図った。これは国家に反逆して逃亡を図った罪を構成する。承認を経ずに、または承認手続きを偽造して、技術捜査措置を違法に使用した。これは職権乱用罪を構成する。職務上の便宜を利用して巨額の賄賂を収受し、他者の利益を図った。これは収賄罪を構成する。被告人王立軍の上記犯罪事実は明白で、確かで十分な証拠がある。法にのっとり、自己の利益のために法を曲げた罪、国家に反逆して逃亡を図った罪、職権乱用罪、収賄罪で刑事責任を追及すべきである」としている。
成都市中級人民法院はすでに起訴を受理しており、日時を選び開廷する。
「人民網日本語版」2012年9月6日