中国の胡錦涛国家主席は本日(6日)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)第20回非公式首脳会議に出席するため、ロシアへと出発した。訪ロ期間中、胡主席は一連の会議に出席するほか、ロシアのプーチン大統領およびその他APEC加盟国の首脳と会談する。中ロ両国の首脳が会談を行うのは3カ月ぶりであり、注目を集めている。このほか、南中国海・釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題が続く中、中国と日本およびフィリピンの首脳が会談を実現できるかどうかも焦点となっている。中国新聞網が報じた。
▽中国と日本・フィリピンの首脳会談は実現するか?
アジア太平洋地域の21カ国・地域が加盟するAPECは今や、中国がアジア太平洋地域のその他の経済体と経済協力および政治・外交交流を行う上で重要なプラットフォームとなった。中国の首脳はこれまで、APEC首脳会議において幾度も二国間外交活動を行ってきた。
釣魚島問題と南中国海問題が深刻化する中、胡主席が日本およびフィリピンの首脳と会談できるかどうかが注目を集めている。これについて日本・フィリピンの両国はいずれも、本国首脳と中国首脳との会談を実現したい意志を表明している。