カナダ軍事誌「漢和防衛評論」は、米国が日本の離島奪還能力の強化を支援することは、すでに時宜にかなっていないと指摘した。数年前であれば自衛隊は離島奪還戦で優勢を占めただろうが、今や解放軍の水陸両方の離島奪還能力が発展し、「目視外離島奪還能力」能力を初歩的に備えた。「目視外離島奪還能力」とは、短時間内に大量の装備と人員を輸送し、遠距離の島嶼に対して上陸突撃を実施する能力を指す。同軍事誌は以下の通り、解放軍による離島奪還の戦況をシミュレートした。
解放軍は36時間内に、主力上陸部隊および2−3の補助作戦部隊を含む、大型上陸集団軍を集結させることが可能だ。このうち主力上陸部隊には、水面上陸隊、垂直上陸隊、装甲隊、砲兵隊、防空隊、総合保障隊等が含まれる。このうち「垂直上陸隊」とは、空挺部隊を指す。中国空軍の空挺部隊および陸軍の航空兵は、高空・中低空からの襲撃が可能で、立体的な離島奪還を実現する。この強力な離島奪還能力は、中国周辺のすべての島嶼(釣魚島、沖縄本島を含む)に向けることが可能だ。ゆえに、自衛隊は東中国海の島嶼を巡る争奪戦で、非常に強力な敵に直面することになる。
加拿大《汉和防务评论》认为,美国支持日本强化夺岛战力已经不合时宜。如果在几年前,自卫队可能在岛屿争夺战中占据上风,但如今解放军的两栖夺岛战力已有很大发展,初步具备了“超视距夺岛”能力。所谓“超视距夺岛”是指在较短时间内投送大量装备和人员对远距岛屿实施登陆突击战。《汉和》推演了解放军夺占岛屿的战况。报道臆测,解放军可在36小时内集结一支大型登陆集团军,包括一支主力登陆部队和两到三支辅助作战部队。其中主力登陆部队部分为多个梯队,包括水面登陆集群、垂直登陆集群、装甲集群、炮兵集群、防空集群和综合保障集群等,其中的“垂直登陆集群”指的就是空降作战部队。中国空军的空降部队和陆军航空兵可实施高空和中低两个层次的空降突击,从而实现立体夺岛。这种强大的夺岛战力可以指向中国周边的任何岛屿,包括钓鱼岛和冲绳本岛。由此,日本自卫队在东海的岛屿争夺战中将面临非常强劲的对手。