中国共産党の第18回党大会が8日午前、盛大に開幕し、胡錦涛同志が「中国の特色ある社会主義の道に沿って揺るぎなく前進し、小康社会の全面的建設のために奮闘する」と題する報告を行った。中共中央党校の辛鳴教授は「第18回党大会報告は全文を通じて新しい考えに満ちている。革新的な報告であり、中国共産党の偉大な革新精神を示すものだ」と指摘。具体的な「新」として、以下の7つを挙げた。
(1)中国の特色ある社会主義に対する認識が新たな高みに
中国の特色ある社会主義を発展させるには、われわれは科学的発展を堅持し、社会調和を促進したうえで、共同富裕化も堅持しなければならない。第18回党大会報告は中国の特色ある社会主義の旗を高く掲げることを明確に再確認し、さらに高々と掲げ始めた。
特に第18回党大会報告は過去30年余りの中国の特色ある社会主義の道、われわれの挙げた3大成果を重点的に説明した。われわれは中国の特色ある社会主義の道を切り開き、中国の特色ある社会主義理論体系を構築し、中国の特色ある社会主義制度を確立したのである。
第18回党大会報告は中国の特色ある社会主義の4つの特色についても論述した。つまりわれわれの中国の特色ある社会主義にははっきりした実践的特色、理論的特色、民族的特色、時代的特色があるのだ。
(2)科学的発展観の新たな位置づけ
第18回党大会では科学的発展観の指導的地位を明確に打ち出し、わが全党、全社会が長期間堅持しなければならない指導的思想とした。これによって中国社会が将来真により良く、より速く発展し、われわれが中国の特色ある社会主義の道を揺るぎなく歩むための堅実な思想的基盤が打ち固められた。科学的発展観に対する認識が新たな位置づけを得たと言うのはこのためである。