◇大口取引 「シーホーク」が「リンクス」に勝利
リンクスはシーホークに勝てなかった。デンマーク国防省は11月21日、米海軍のヘリコプター「シーホーク」を調達すると発表した。情報によると、今回の入札にはシーホークの他に、英国とイタリアが共同生産したヘリコプター「リンクス」も参加していた。デンマーク国防省は両機のコストパフォーマンスを比較し、「リンクス」の不採用を決定した。これにより、デンマークはオーストラリアに続き、世界2番目の「シーホーク」輸入国となった。
◇武器輸入で技術導入
カエサル155mm自走榴弾砲が再び欧州各国から注目されている。タイやサウジアラビアに続き、インドネシア国防省は11月16日、仏ネクスター社に37門の「カエサル」を発注した(約2億4000万ドル相当)。同社はまたインドネシアに技術移転を行い、「カエサル」の修理とメンテナンスを実現する。
◇信用を重んじ代替案を提案
取引は信用が特に重視される。ロシアが修理したインド海軍の空母「ヴィクラマーディティヤ」は、試験航行中に故障した。ロシア側は賠償に応じず、インドは最終的に延期に同意した。ロシアはインドの同意を促すため、魅力的な「プレゼント」を贈った。それは第5世代戦闘機向けの、ロシア製「KH-35UE」亜音速対艦・対空ミサイルだった。インドの第5世代戦闘機はこれにより、空母等の大型水面戦艦を攻撃する「空の殺し屋」になる。