◇旧装備を破格値で購入
広い世界には不思議なことが存在する。日本は戦車を上回る高価格で、40年前に誕生した米国製水陸両用車「AAV7」を調達する。防衛省は陸上自衛隊に配備するため、50台のAAV7を調達する予定だ。1期目の4台は、2014年前に交付される。生産ラインの再稼働によりその他の費用が追加されるため、1台当たりの価格が少なく見積もっても600万ドルに高騰し、国際市場の一流主力戦車を超えることになる。
◇商売に人情はなし
国家の利益は相手国の体裁を重んじることはない。インド軍の10億ドル規模の入札で、ロシア製の大型ヘリ「Mi-26T2」は、米国製の輸送ヘリ「CH-47」(チヌーク)に敗北した。情報によると、調達価格が決定的な作用をもたらしたという。具体的な数値は公表されていない。ボーイング社は2009年に11億5000万ドルの価格で、カナダに15機の新型CH-47を売却したが、これが一つの参考になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年12月24日