米海軍は無人艦載空中偵察・攻撃(UCLASS)機プロジェクトの開始を予定している。米海軍は今年3月に意見募集稿を発表し、各大手メーカーが熾烈な競合を展開するものとみられる。各社は同プロジェクトの入札に参加する意向を示している。ボーイング、ジェネラル・アトミックス、ロッキード・マーティン、ノースロップ・グラマンは、米海軍の公告に対して反応を示している。今年の遅い時期に意見募集稿が最終的に策定され、各社はそれぞれのソリューションプランを提示する見通しだ。英ジェーン・ディフェンス・ウィークリーのウェブサイトが伝えた。
米海軍はノースロップ・グラマン製のX-47Bを無人戦闘航空システム(UCAS)の実証機にしていることから、同社が有利とする声もある。
開発中のUCASは、低可視度無人作戦機が各種気候条件下、揺れ動く空母に着陸できることを証明しようとしている。同プロジェクトは、無人作戦機の空中給油に関する試験も行う。
米海軍は2012年2月、ノースロップ・グラマンが開発した無人作戦機の試験飛行を行い、2012年12月には一連の海上甲板試験を行った。米海軍は今年の遅い時期に、空母上で飛行試験を実施するとみられる。
UCASの主な目的は、低可視度の固定翼無人作戦機が不利な条件下(悪天候、揺れ動く甲板等)でも、空母上で安全に着陸できるようにすることだ。
UCLASSはUCASの一部の要素を融合させるが、ノースロップ・グラマンの競合他社はX-47Bの代替プランを提出する可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月15日