中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、中国人民解放軍第二砲兵部隊(戦略ミサイル部隊)の情報化ミサイル旅団はこのほど集中的な攻撃訓練を行い、自動点火機能によるミサイルの同時発射を初実施した。数十発のミサイルは、同一目標を正確に攻撃した。CCTVは、これは各種の先進的な情報技術が戦闘力を形成したことを意味すると伝えた。
日本の右翼をけん制
中日両国の釣魚島(日本名:尖閣諸島)情勢が緊張し、安倍首相が中国に強硬な態度を示す中、CCTVは2本のニュースを放送した。軍事誌・兵器知識の厳暁峰執行編集長は、「この時期に第二砲兵部隊に関する情報を公開することで、日本をけん制することが可能だ。日本の海上・陸上ミサイル迎撃システムは初歩的に構築され、実際の配備を開始した。安全性をうたう同システムの配備により、右翼分子が有頂天になっている。しかし飽和攻撃の対応の面からだけ見ても、弾道ミサイルの迎撃システムは力不足だ。日本のいわゆる安全は、机上の空論に過ぎない」と指摘した。
ロシア・独立軍事評論誌は、中国の第二砲兵部隊は新型の多弾頭対レーダーミサイルを開発し、単弾頭攻撃を多弾頭による集中砲火に変え、攻撃効果を高める可能性があると伝えた。
新型ミサイルの配備