中国海軍、透明化に向け邁進=日本メディア

中国海軍、透明化に向け邁進=日本メディア。 近年、中国海軍が成熟し自信を深めるに伴い、海上軍事演習も頻繁化し、西太平洋海域に進出している。中国海軍は2012年だけでも、第一列島線の外で7回の訓練を実施した。中国は本国海軍を、海洋利益・領土主権を保護する遠洋部隊として位置づけている…

タグ: 海軍 透明化 情報源 太平洋

発信時間: 2013-02-10 09:43:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

近年、中国海軍が成熟し自信を深めるに伴い、海上軍事演習も頻繁化し、西太平洋海域に進出している。中国海軍は2012年だけでも、第一列島線の外で7回の訓練を実施した。中国は本国海軍を、海洋利益・領土主権を保護する遠洋部隊として位置づけている。しかし全体的に見て、低い透明度はその絶え間ない努力に影響を及ぼしている。日本の英字誌『ザ・ディプロマット』のウェブサイトが2月5日に伝えた。

中国海軍の演習は定例の活動となっているが、演習目的・参加する船舶・演習海域の公開、また他国を対象としないと発表し懸念を払拭する面で、依然として不備が存在する。これらの他に、中国の強硬な態度、東中国海・南中国海における領土問題、台湾問題により、デマが助長され、恐怖感を与えている。中国の同地域における責任感ある平和的な役割というイメージは、これによりすでに損なわれている。

中国は密かに軍事演習の準備を進め、事前に関連情報を伝えることはめったになかった。軍事演習に関する情報が初めて公表された際、中国海軍の船舶はすでに関連海域に向かっていることが多い(しかも情報源は海外メディア)。観測筋は、「透明度の欠如により、中国が良からぬことを企んでいるという憶測を呼び、さらには情報が誤って伝えられる可能性が高くなっている」と指摘した。

このような懸念を解消するため、中国国防部は昨年11月より、軍の透明度を向上し、艦隊の出港前に演習計画・訓練目的・参加船舶の編成などの情報を公表するよう呼びかけている。中国軍は同措置により、太平洋で演習を常態化させ、同地域の各国および米国の懸念を取り除こうとしている。中国海軍は広報活動により、一部の船舶を対外的に公表している。

このような情報開放の主な目的は、隣国に安心感を与えることだ。しかし、ある程度の成熟を実現し自信を深めているのでなければ、中国軍がこうすることはないため、これには注意が必要だ。演習の関連情報を事前にできるだけ多く公開することで、中国の意図に対する憶測を減らすことが可能であり、透明度・開放度の改善に関するいかなる手段も歓迎されるだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月10日

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