中国共産党新指導部の新たな形勢下における大国間関係への期待に対して、米国のオバマ大統領とロシアのプーチン大統領は積極的に応答した。オバマ大統領は「力強く、率直で、成果に富む米中関係は二期目においても引き継がれていくべきで、これは双方にとって非常に重要なことだ。」と述べた。プーチン大統領は「露中関係は過去に経験したことのない高い信頼と協力の関係に達している。露中両国は重大な国際問題を解決する過程で立場を協調させ、双方がこの面でお互いに協力することは国際業務を処理する際に重要な意義を持つ」と述べた。
中国共産党の新指導者グループは堅持して隣人と仲良くするし、隣国をパートナーとする周辺外交方針を行うと同時に、「努力は自らの発展に一層良く周辺国家に恩恵を受けさせる」ことを特に強調している点を、国際人の方々も気づくだろう。黎良明東南アジア諸国連合(ASEAN)事務総長は、ASEANは2015年経済共同体を作り上げる見込みで、中国はASEANと互いに通じ合って、文化交流と観光業の発展などの分野での推進において一層の強化が得られることが望まれると表明している。
中国共産党の新指導者グループは有効的且つ妥当に関心事や敏感な問題に対応し、原則を堅持し、地域の平和と協力の大局にも着眼して、交渉を通して争議を解決することを主張している。これも世界に深い印象を残した。
朝鮮の核問題では、中国側は朝鮮の核実験実施を断固として反対し、また末梢的な問題とその源となる問題を共に解決することを主張し、対話を通して半島の無核化問題を協議・解決するとしている。南海問題では、中国側は黄岩島が中国の固有の領土であり、主権争議は存在しないものと一貫して堅持しており、また中国側は双方が交渉によって分岐を解決することに同意していたが、フィリピン側の国際仲裁を受ける要求に関して拒絶している。東海問題では、中国側の海監船は釣魚島海域での巡航がすでに常態化しており、同時に日本側が中国側と共に努力し、話し合いを通して問題を管理・解決する妥当な方法を探し出すよう要請している。