資料写真:山口那津男公明党代表を会見する習近平総書記
日本新華僑報網は25日、山口那津男・公明党代表の独占インタビューを掲載した。山口代表は1月の訪中について、「訪中の最大の成果は、日中両国の対話ルートを構築したことだ。日中双方はこの成果を重視し、日中首脳会談の実現に向け共に努力するべきだ」と語った。
中日のパワーバランスの変化に伴い、中日関係の変化はかつての「破氷の旅」(2006年の安倍首相の訪中)ほど容易なことではない。これには各方面の努力、着実な努力が必要だ。山口代表は2月22日午後にインタビューに応じた際に、この点を特に強調した。
山口代表と習近平総書記は、これまですでに4回顔を合わせている。山口代表は習総書記の印象について、次のように語った。
「初対面は2007年で、私は政権与党の政策担当者の一員として訪中した。2回目は2009年で、習氏は当時、中国国家副主席として訪日した。3回目は2010年の漁船衝突事件の発生後で、今回が4回目になる」
「習総書記は穏やかな印象を与える人で、有徳者であることを感じさせる。習総書記は自らの意見に固執するのではなく、粘り強く相手の見解に耳を傾けていた。自らの意見を述べる時は考えの筋道がはっきりしており、さまざまな面から相手側の気持ちを考慮することができた。習総書記は時に厳しい表情を浮かべるが、これは一個人の感情の自然な発露であり、その後すぐに表情を緩めるだろう。習総書記は信頼に値する、心を打ち明けることのできる政治家だと思う。また習総書記は、地位が上がるにつれておごり高ぶることはなかった。習総書記は尊大ぶることがなく、常に冷静沈着であり、深い感銘を受けた」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月28日