日本政府が11日に主催した東日本大震災2周年追悼式で、海外の国や地域の名前を読み上げる「指名献花」の対象に台湾を加えたことに対して、中国外交部の華春瑩報道官は同日の記者会見で、これに断固反対するという立場を改めて表明した。
日本政府が「指名献花」に「台北駐日経済文化代表事務所」を加えたことについて記者からコメントを求められた華報道官は「東日本大震災の発生後、中国政府と国民は日本国民にお見舞いと支援の意を示し、中国の台湾地区も日本国民に支援を提供した。しかし、日本は、今年の追悼式で台湾の代表を外交団や国際機関などの代表と同じように扱った。これは『中日共同声明』の原則と台湾問題に関する日本側の約束に違反したものだ。中国はこれに断固反対すると同時に日本に対して厳正な申し入れを行い、強い不満と抗議を表明している」と強調した。
さらに、中国側は「二つの中国」と「一中一台」を目指す如何なる国による如何なる形式の企みにも断固反対する。このような企みは決して実現しない。日本側が過ちを正し、約束を守るよう要求する」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2013年3月11日