タカ派の台頭 中国の災いか福か?

タカ派の台頭 中国の災いか福か?。 中国に「タカ派」はいるだろうか。中国国内の世論が近年多元化しており、外部からの挑発に直面した際に、一部の人は強硬な発言により注目を集めている。彼らは通常タカ派と呼ばれる。それではタカ派の台頭は、現在の日増しに多元化する国内世論にとって災いであるだろうか、福であるだろうか…

タグ: タカ派 ハト派 軍事 外交 ナショナリズム

発信時間: 2013-05-22 13:57:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

軍事専門家の戴旭氏と彼の著書『C形包囲網』

中国に「タカ派」はいるだろうか。中国国内の世論が近年多元化しており、外部からの挑発に直面した際に、一部の人は強硬な発言により注目を集めている。彼らは通常タカ派と呼ばれる。それではタカ派の台頭は、現在の日増しに多元化する国内世論にとって災いであるだろうか、福であるだろうか。

「ソフトパワー」、「スマートパワー」といった政治の流行語と同じく、タカ派(War Hawk)という言葉も米国から発祥している。直訳するならば、「好戦的な人々」となる。この言葉はその後、政治面で幅広く使用され、高圧的な外交手段もしくは積極的な軍拡を主張する人・団体・勢力を形容するようになった。現在、タカ派のもう一つの解釈についても、人々に受け入れられるようになっている。つまり強硬な態度もしくは手段により国家と民族の利益を守る個人・団体・勢力のことだ。その対義語は「ハト派」だ。

中国国内でのタカ派の出現は、国内の利益・階層の細分化、社会の言論の自由、思想・観点の多元化によるものと指摘されている。また中国の経済・国力が急速に台頭し、失われて久しい民族の栄光および近代の民族的屈辱の歴史から強い刺激を受けたことにより、国を再び急速な復興の道に向かわせようとする人の負けん気が引き出されている。

他にも、外部の要素が存在する。つまり覇権的な国家が示す中国への敵視、および周辺諸国の領土・歴史問題に関する中国との長い紛争・対抗が、タカ派の出現と台頭を刺激した。まさにこのために、タカ派はハト派からしばしば、感情的・衝動的で短見的とされ、ナショナリストの代名詞にされているほどだ。当然ながら、自分がタカ派であると認める人は少ない。

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