ロシア中央軍事区の報道官は27日、今年夏に中国とチェリャビンスク州で対テロ合同軍事演習を実施し、双方はそれぞれ600人ずつを派遣する見通しであることを明らかにした。ロシアメディアによると、両国による最大規模の陸上での対テロ合同演習になる。
同報道官によると、演習は8月中旬にチェリャビンスク州のチェバルクリ軍事演習場で行われる。また、夏から秋の間にシベリアとウラル地方で自動車化歩兵、戦車編隊などの合同戦術演習も予定しているという。
2013年、中ロの大規模な海上合同演習は注目を集め、陸上演習の重要性も浮き彫りとなった。ラジオ局「ロシアの声」は、評論家のナタリア・カーソル氏の言葉を引用し、今夏の中ロ合同の対テロ演習は両国軍による過去最大規模の陸上演習になると伝えた。
ロシアに関して言うと、米軍とNATO軍のアフガニスタン撤退などの問題がある中、地域の軍事的脅威が未だに存在し、中国と軍事面の同盟関係を構築する必要がある。一方、中国については、両国の軍事同盟はユーラシア大陸もカバーでき、軍事と政治においてこのような同盟関係を結べば、地域の安全保障を強化するだけでなく、巨大な地縁的優位性を形成することもできる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年5月28日