安全問題について、中国の周辺諸国、特に東南アジア諸国は当時、日本の侵略による苦しみを味わっており、人々は日本の軍国主義に対して常に警戒心を抱いている。ましてや安倍首相は侵略の歴史を反省せず、かえって他国を批判し、愚かにも戦後秩序を脅かそうと試みているが、これは長期的に見て支持されることはない。エコノミスト誌やフィナンシャル・タイムズ紙などの海外メディアは、安倍首相の一連の措置は、危険な歴史修正主義を色濃く反映しており、東アジア全体の憎しみをかき立てていると指摘した。
東南アジアの一部の国家は、南中国海の中国の島を狙っており、一時的に日本と結託するだろう。しかし大局的に見て、多くの東南アジア諸国は「南中国海共同宣言」の枠組み内で、二国間協議により対立を解消しようとしており、日本の釣魚島に対する主権を公に支持する国家は一つもない。
さらに重要なことに、中国は1894年の日清戦争の時の貧困にあえぐ弱小国ではなく、また1931年の満州事変の時の団結力のない中国でもない。現在の中国は、経済・軍事力・国力が過去とは比べ物にならず、世界の繁栄と安定にも中国が不可欠だ。中国はまさか日本が周辺諸国を抱き込むことで、包囲されるというのだろうか。中国包囲を試みる日本は、まさに身の程知らずだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月16日