■部・委員会高官は「紅旗」に乗り換え
業界関係者によると、一汽紅旗はすでにまとまった数のH7を北京の倉庫に用意しており、今後各部・委員会の高官は公用車を徐々に紅旗H7に変更することになるが、具体的な変更時期は未定だ。一汽紅旗の経営幹部もH7発売に際し、すでに1000台近い紅旗H7が部長級(閣僚級)以上の公用車として中央と地方に納車されたことを明らかにした。国務院機関事務管理局が2004年に定めた規定によると、部長級以上の幹部の公用車は排気量3000cc以下、価格45万元以下、副部長級(次官級)幹部の公用車は排気量3000cc以下、価格35万元以下とされている。国務院は2009年の「自動車産業調整・振興計画」で、公用車の国内ブランド化を進めること、同年以降に各級政府・公共機関の調達する公用車は国内ブランド車の割合が50%を下回ってはならないことを明確に定めた。
「もうスローガンや文書上の規定ではなくなった。王毅部長の国産車採用によって言葉から実際の行動に変わった」と羅氏は指摘。「これは国産民族ブランドに対する支持であり、一汽紅旗にとっての誇りであるのみならず、奇瑞、吉利、比亜迪といった全ての国産ブランドメーカーがミドルエンド・ハイエンド車の開発と販売に対して自信を強めることとなり、国産ミドルエンド・ハイエンド車が日増しに完璧なものとなる」と述べた。
「人民網日本語版」2013年6月19日