上田秀明人権人道大使はこのほど国連拷問禁止委員会において、他国の外交官に「シャラップ」(黙れ)と暴言を吐いた。この様子を撮影した動画はネット上で拡散されており、日本の国際イメージを損ねている。
多くの日本人は、上田氏に引責辞任を求めている。しかし皮肉なことに、外務省の関係者は上田氏の発言が不適切であったと認めながらも、口頭のみの警告にとどまっている。これは日本のエリート官僚が、互いにかばい合っているだけではという疑問を生んでおり、日本の外交官の全体的なレベルも疑問視されている。17日付香港紙『明報』が伝えた。
経歴だけを見ると、69歳の上田氏は日本のエリート官僚中のエリートと言える。しかし今回の事件により、表面的には経験豊富に見える上田氏が、英語レベルも個人的な素養の面でも不合格なのではと疑われている。
下手な英語に無礼な態度
出席者によると、モーリシャスの代表者は日本の司法制度、特に被疑者取調べに弁護人が立ち会えないことを批判し、「このような日本の刑事司法制度は、中世(medieval)の産物だ」と発言した。上田氏は即座に反論し、「日本は当然ながら中世ではない」と強調し、「日本は司法面で、世界で最も先進的な国の一つだ」と述べた。ところが上田氏の発言後に会場からは失笑が漏れた。上田氏はそこで英語を使い、「笑うな、何を笑っているんだ?黙れ!」と叫んだ。
日本の世論も、上田氏が回答の際に使用した英語が流暢でなかったことに注意している。例えば日本は中世(Middle Ages)などではないと言う際に、日本は中年(Middle Age)ではないと発言した。上田氏はさらに簡単な文法ミスを繰り返し、日本は「one of the most advanced country」(正しくは「countries」)と述べた。多くの日本人は、なぜこれほどの高級外交官でありながら英語が下手で、無礼で冷静さを欠いているのかと疑問を呈している。
傲慢な態度、他国の信頼を得られず