これまでネット上で公開されていた動画で、アトラスは卓越したバランス能力を示していた。例えばベルトコンベア上を大股で前進し、コンベア上に突如現れた木の板を避けることができる。また高い所からしっかりと着地し、二本の足で穴の両側を歩き、階段を駆け上り、一本足で立ち、横から飛んできた球に当たっても倒れないなどの能力を見せつけた。これらの動きは、かつてのロボットでは不可能だった。
米陸軍には早くから、さまざまなロボットが就役していた。2007年には5000体の地上ロボットが米軍に就役し、少なくとも10機種のスマート戦争ロボットがイラクとアフガンで活躍した。
米議会は法案を可決し、2015年までに3分の1の地上戦にロボット兵を投入するために、1270億ドルの研究費(単発としては米国の歴史上最大の研究費)を投入し、未来の戦場で兵士が遂行するすべての戦闘任務(攻撃、防御、目標の捜索など)を遂行できるようにするとした。米陸軍は将来的に、一つの旅団クラスの作戦ユニットに、少なくとも151のロボット兵を投入する。
軍事科学院の有名専門家の杜文竜氏は、「米国の巨額の投資は、戦略的なけん引の作用を持つだろう。米国には非常に先進的な武器計画があるが、実際に実現したものは多くない。しかしそれによって開発された各技術は、軍事、さらには民間の領域で大きなけん引の作用を生み出す」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月17日