中日関係が国交正常化以来最悪の冷え込みに陥った責任は、完全に日本側にある。日本の指導者は言動が一致しない。絶えず中国の領土主権を挑発・侵害し、誤った歴史観を示し、域外勢力を抱き込んで対中「包囲」を企てる一方で、いわゆる「善意」を示し、「双方が誠意ある対話を行なうことが非常に重要だ」と表明している。試みに尋ねるが、日本側が終始釣魚島問題を避け、問題の存在そのものすら認めようとしない中で、両国間にどうして交流と協議に必要な最低限の雰囲気が存在しえようか。
歴史は鏡だ。中日の付き合いについて中国側は、中日が一衣帯水であり、2000年以上の連綿たる交流の歴史を持ち、相手国の歴史に共に重大な影響を与えてきたことを強調すると同時に、両国が戦争をした不幸な過去を忘れることも絶対にあり得ない。だからこそ、35年前のこの日はことのほか大切にする価値があるのだ。この日を記念し、しっかりと覚えておくことは、追想のためだけでは断じてなく、現下の中日関係の苦境について考え、さらには対処するうえで特別な歴史的意義があるのだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月13日