中国のH-6K爆撃機、アジアのパワーバランスに影響

中国のH-6K爆撃機、アジアのパワーバランスに影響。 このほど中国の新型爆撃機H-6Kが、海外の軍事アナリストの注目を集めている。海外メディアは、H-6Kは米国の太平洋第二列島線の基地にミサイル攻撃を行い、より遠距離のハワイも攻撃範囲に収められる可能性があると分析した…

タグ: 爆撃機 H-6K 服役 アジア 空軍

発信時間: 2013-08-22 10:38:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

このほど中国の新型爆撃機H-6Kが、海外の軍事アナリストの注目を集めている。海外メディアは、H-6Kは米国の太平洋第二列島線の基地にミサイル攻撃を行い、より遠距離のハワイも攻撃範囲に収められる可能性があると分析した。中国空軍は2020年までに、相当数のH-6Kを配備することになる。これは紛れもなく、中国にとって有利な、アジアの軍事パワーバランスを変える重要要因になる。

ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーは、次のように伝えた。

中国空軍は今年6月現在、15機のH-6Kを配備している。同機はすでに試験飛行を完了し、2011年5月に就役を開始しており、2年内に15機を生産した。このような複雑な大型遠距離爆撃機であれば、その生産ペースは正常であり、今後さらにペースが加速される可能性もある。

中国の新型爆撃機に搭載されているのは、ロシア製エンジン「D-30KP」だ。中国とロシアのエンジンメーカーは2009年と2011年に、計239基のエンジンの調達契約を締結した。そのうちの一部が、中国が1990年代に購入したIl-76のエンジン交換に使用され、中国が自主開発した大型輸送機Y-20に搭載される可能性がある。しかしこれらのエンジンの多くは、H-6Kに搭載される。専門家は、中国は少なくとも数十機のH-6Kを生産すると予想した。

H-6Kは中国初の、中距離巡航ミサイルCJ-10K(射程距離は2000−2500キロ)を搭載できる爆撃機だ。H-6Kは、米国の太平洋第二列島線の基地(まずはグアム島)にミサイル攻撃できると分析されていた。しかしそれよりさらに遠距離となるハワイも、攻撃範囲に収められる。

ボイス・オブ・ロシアのウェブサイトは19日、H-6Kの航続距離は、ロシアのTu-16爆撃機をベースに開発された、中国のH-6シリーズの早期の機種をはるかに上回ると指摘した。H-6Kのグレードアップは、エンジンばかりではない。資料によると、同機の設計では多くの複合材料が採用され、爆弾倉は燃料タンクに変更された。H-6シリーズの早期の機種にあった機関砲が取り払われ、電子機器が取り付けられた。

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