習近平国家主席は8日、インドネシアのバリ島で開催中のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、太平洋両岸をカバーするアジア太平洋コネクティビティ構造の構築を提言した。
習主席は「APECは潮流に順応して、コネクティビティという大きな取り組みを達成する必要がある」と指摘。次の4点を挙げた。
(1)太平洋両岸をカバーするアジア太平洋コネクティビティ構造を構築することで、各準地域経済回廊の構築を先導し、さらに21のエコノミー、28億の人口を擁するアジア太平洋大市場を構築して、地域の生産要素の自由な流通を確保し、太平洋両岸メンバーの協同発展水準を着実に高め、統合を実現する必要がある。
(2)コネクティビティの構築を制約するボトルネックを解消し、政府、私営部門、国際機関が広範に参画する投融資パートナーシップを構築する必要がある。中国はインフラ整備投融資ルートの拡大を積極的に図る意向であり、アジアインフラ投資銀行の設立を提案する。