このほど著名軍事問題専門家、中国政策科学研究会国家安全政策委員会副秘書長の彭光謙少将が、先ほど中国国防部が発表した「日本の艦艇が中国の軍事演習エリアに強行突入し、3日間停泊した」という情報について、「これは日本政府の意図的な行為であり、間違って中国軍の演習エリアに入ってきたわけではなく、故意の挑発・破壊行為だ」、「中国は古来より先に礼を重んじ、それでも話がまとまらなければ強硬手段を採用してきた。一度目は日本側に警告を与えるが、次があれば無事に帰れる可能性は低い」と指摘した。
彭氏は、「同問題について、中国は地域の安全という大局から出発し、先に礼を重んじるべきだ。日本が初めて侵入し、横暴で道理に基づかない以上、中国は一度目の警告を出した。しかしこれを二度も三度も繰り返すことはできない。もし同じような事態が生じれば、無事に帰れることはありえない」と語った。
彭氏は、小野寺五典防衛相の「中国側の抗議は意味不明」という回答に対して、「小野寺防衛相は国際法を無視している。彼のように道義・原則がなく、法的知識をまったく持ち合わせない防衛相は、世界でもまれに見るほどだ。国際法には明記されていないが、中国は国際的な慣例に基づき事前に通告した。小野寺防衛相はこの基本的な常識を知っているはずだ。ところがこれを知りながらも疑問を呈し、さらに侵入を犯し、知らぬふりを貫こうとするのは、理解し難いことだ。これは日本の右翼勢力の愚昧ぶりを示すだけだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月12日