全体会議は、経済のグローバル化という新たな情勢に適応するためには、内側と外側への開放の相互促進を推進し、海外からの導入と海外への進出をさらによく結合し、国内外の生産要素の秩序ある自由な流動と資源の効率的配置、市場の高度な融合を促進し、国際的な経済協力・競争に参加しこれを統率するための新たな優勢の育成を加速し、開放によって改革を促す必要があるとした。投資条件を緩和し、自由貿易区の建設を加速し、内陸部や辺境地区の開放を拡大しなければならない。
全体会議は、社会主義民主政治の発展のためには、人民の主体的地位を保証することを根本とし、人民代表大会制度と中国共産党が指導する多党協力と政治協商の制度、民族地域の自治制度、基層大衆の自治制度を堅持・改善し、民主制度の整備と民主形式の充実にさらに注意を払い、中国の社会主義政治制度の優越性を十分に発揮する必要があるとした。人民代表大会制度の時代に伴う前進を促し、協議と民主との幅広く多層にわたる制度化発展を推進し、基層における民主を発展させる必要がある。
全体会議は、法治中国の建設のためには、司法体制改革を深化させ、公正で効率的で権威のある社会主義司法制度の建設を加速し、国民の権益を保護する必要があるとした。憲法と法律の権威を維持し、行政・法執行体制の改革を深化させ、法律にのっとった独立的で公正な審判権・検察権の行使を確保し、司法権の運用の仕組みを整備し、人権司法保障制度を改善する必要がある。
全体会議は、制度による権利・事柄・人の管理を堅持し、国民に権力を監督させ、権力を正しく行使させることは、権力を制度の檻に閉じ込めるための根本的な策であるとした。科学的な政策決定と断固とした執行、強力な監督という特徴を備えた権力運用体系を構築し、腐敗を処罰し予防するための体系を整備し、清廉潔白な政治を実現し、クリーンな幹部やクリーンな政府、クリーンな政治の実現に努めなければならない。科学的で効果的な権力の制約・協調の仕組みを形成し、腐敗撲滅のための体制・仕組みの革新と制度的保障を強化し、正しいやり方が常態化するような制度の整備・改良を進める必要がある。