中米関係年次フォーラム(主催:中国人民対外友好協会、米カーターセンター)が12日、米アトランタで開催された。カーターセンターの組織再編後初の大規模なシンポジウムで、新型の大国関係の構築、互いの目に映る相手国などの問題について、中米両国の政界、財界、学界の代表が踏み込んで議論した。
今年89歳のカーター元大統領は式辞で「私は米国市民が開放された、自由な、活力に富む中国を知り、改革開放以来の中国の大きな成果を知るための手助けをすべく尽力し続けてきた。米中間には多くの違いがあるが、共に努力すれば、米中関係はさらに明るい将来を迎えるに違いない」と述べた。
カーター元大統領に助力して中国との国交樹立を実現させたブレジンスキー元米国家安全保障問題担当大統領補佐官は「米中の国交樹立は世界に重大な変化をもたらした。両国指導者は共に努力して政治協力を推進し、両国関係の歴史的な独特性をはっきりと示した。米中は両国関係に重要な戦略内容を盛り込み、グローバルな戦略利益に関わる根本的問題に共同で対処するよう努力すべきだ」と表明した。