中国外交部の秦剛報道官は11月18日、定例記者会見を主宰し、中日間の関心が集まる質問に答えた。
記者:報道によると、日本の安倍晋三首相は先日、カンボジア訪問後に、平和的手段で海洋の争いを解決し、国際法によって海洋の安全保障問題を解決する原則を確立すべきだと表明した。これは中国に向けたものだという分析もあるが、中国側はどのように見ているか。
秦剛報道官:そのような報道を見かけた。中国の政府と人民の国の領土主権を守る決意と意志は確固たるものである。また、私たちは、歴史の事実と国際法の精神を尊重し、交渉や話し合いによってずれや争いを抑制し、解決することを一貫して主張している。中国側はこの面で積極的な努力と貢献をしている。私たちはその他の関係各方面が中国側と共に努力し、同地域の平和と安定を維持することを望んでいる。
私も、日本側が国際法の準則を特に強調しようとしていることに気がついた。釣魚島問題において「カイロ宣言」と「ポツダム宣言」を守る必要はあるか、世界反ファシズム戦争の勝利の成果および第二次世界大戦後の国際秩序をまだ堅持する必要はあるか、国際連合憲章の趣旨と原則をまだ守る必要はあるかと問いたい。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月19日