そんなロシアと比べ、中国の航空機大手である中国航空工業集団公司の展示は大きな注目を集めた。最新の単座式全天候型多用途戦闘機「梟竜(FC-1)」、ジェット練習機「雄鷹(K-8カラルコム)」、高級練習機「L-15狩鷹(ファルコン)」、練習機「山鷹(FTC-2000)」、ターボプロップ・リージョナル機「新舟60」、汎用輸送機「運-12F」、民用ヘリ「AC312」の他、海外の航空ショーで初披露された無人ヘリコプター「U8E」などのモデル機が展示された。モデル機のみの展示となったものの、多くの見学者が訪れ、謎のベールに包まれていた中国の航空機メーカーに高い関心が寄せられた。ピンコフ氏もまた、中国の中国航空工業集団公司がスクリーンで製品の情報を紹介していたことに強いインパクトを受け、「紙ベースの資料よりも便利で直感的に伝わる」と評価し、「近年の航空ショーにおける中国航空工業集団公司の展示はますます大規模なものへと進化しており、中国の企業が航空ショーにおけるPRを重視するようになってきていることがわかる」と述べた。
中国航空工業集団公司はまた、パキスタンと共同開発してる「梟竜」戦闘機のPRにも力を入れている。パキスタン空軍からは3機の「梟竜(パキスタン側の愛称は「サンダー」)」が展示に参加した。これと連携して、中国航空工業集団は「梟竜」に搭載する「PL-5E」「SD-10A」ミサイルを展示した。パキスタンは「梟竜」戦闘機に満足しており、デモストレーション飛行のパイロットは「梟竜は優れた戦闘機であり、中国と協力することで、この戦闘機のメリットを最大限に発揮することができる」と述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月20日