外交部(外務省)は20日、李克強総理の第12回上海協力機構首相会議出席について国内外プレス向けブリーフィングを行った。程国平外交部副部長(外務次官)が説明を行った。
程国平氏は「上海協力機構は創設から12年来、相互信頼、相互利益、対等、協議、文明の多様性の尊重、共同発展の追求という『上海精神』を堅持し、健全で安定した発展の勢いを保ち、地域の安全・安定の維持、加盟国の共同発展の促進に重要な役割を発揮した。加盟国は政治面では『上海協力機構憲章』と『上海協力機構加盟国長期善隣友好協力条約』の趣旨と原則を守り、戦略面の相互信頼と協力水準を絶えず高め、相手国の重大な核心的関心を断固支持した。安全面では連携して『3つの勢力(分離独立派、宗教過激派、テロリスト)』、麻薬密輸、組織的国際犯罪の取り締り、危機警戒、合同法執行協力の仕組みを一歩一歩整備した。経済面では『上海協力機構長期多国間経済貿易協力綱要』『上海協力機構の事業協力を一層推進する措置のリスト2012-2016年』などの協力文書を積極的に実行に移し、金融、交通、エネルギー、農業、税関、ハイテク分野の協力を着実に推進した。人的・文化面では教育、文化、衛生、青年分野の協力を積極的に繰り広げ、伝統的友情を一層揺るぎないものにした。同時に、加盟国、オブザーバー国、対話パートナー国間の働きかけ合いを強化し、意思疎通を緊密化して、上海協力機構の結束力と影響力を高め続けた」と表明した。